現代では、頼んだことがないハウスクリーニングも、ネットを使って色々情報が得られる反面、かえって情報が多過ぎるために決断を邪魔してしまったり、何が良くて何が必要な情報かもわからなくなることももあると思います。
そんな時のために、ハウスクリーニング業界の現状を予備知識として持っておきましょう。
もし、ハウスクリーニングを頼もうと考えた時があったとしたら、一番最初に思い浮かぶ「そういえばあそこはどうかな？」という大手業者さんが誰にでもあると思います。
ハウスクリーニング業界で大手業者の場合、知名度やブランド力という営業面での武器がありますが、実際に訪問する業者は、個々に加盟しているフランチャイズ店です。
「知っている」という安心感から選びやすいといえる反面、FC本部に払う加盟金やロイヤリティーが高いため、価格面では他と比べて少し割高になるのは仕方ないところでしょう。
また、作業のクオリティや応対レベルなどは、本部指導があるとはいえ、やはり差があることは否めません。
最近では本職の企業以外にも多くの業界からハウスクリーニングへ参入していて、大きいところではフランチャイズ展開をしているところもあります。
本部が一括して受注する場合もあれば、ほぼ加盟店任せというところまであって、名前はあっても知識や技術はばらついてしまいがちです。
また、本業以外に、しっかり組織を立て付け、人材を確保して教育も自前で行える企業はそう多くはないので、結局中小の業者が下請けに回るケースも少なくなく、この場合もやはり末端まで細々と指導したり、管理監督を行うということは難しいでしょう。
当然のこととして、FC加盟店や下請けで業務を請け負う場合、手残りする作業工賃も少なくなるため、数をこなすほうが優先され、結果質の低下に繋がることも否定できないところです。
もちろん全てのFCが当てはまるわけではありませんが、質が担保され、自力で仕事が取れる業者は、そもそも加盟店でも下請けでもないでしょう。
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